日本酒ギャラリー壺の中

店名の由来
店名の由来は中国の故事です。
「後漢の費長房という人物が市場の役人をしていたときのこと、市場の薬売りの老人が、1日の商いが終わると、いつも店頭に掛けてあった壺の中に飛び込んで姿を消しました。それを見て訝しく思っていた費長房が、その老人に頼んで一緒に壺の中に入れてもらと、そこには立派な建物が建ち並び、うまい酒やご馳走に満ち溢れた別天地が広がっていたのでした」 「壺の中」という店名には、「壺の中に飛び込んできて、楽しい時間を過ごしてほしい」との思いが込められています。

出店の想い
2013年12月に和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、日本の食文化は世界からかつてないほど熱い視線を浴びています。日本酒もその例外ではありません。しかし、日本酒の魅力を海外に向けて発信するのと同時に、国内においてもやらなければならない大切なことが残っています。それは、日本人自らが日本酒の魅力を知るということです。自分が知らずに、外国の方々に伝えることなどできるはずはありません。

フランス・イタリア・スペインなどでは、子供の頃から家庭で日常的にワインに親しみます。そのような環境の中で誰もが自然にワインを知り、ワインを愛し、誇りに思うようになるのです。そういった意味では、ヨーロッパ人すべてがワインの伝道師なのです。ワインが世界中で広く飲まれているのには様々な理由がありますが、このような草の根的なベースがあることも大きな理由の一つに違いありません。

もっと多くの日本人に日常的に日本酒に親しんでほしい。日本酒の素晴らしさを再発見し、日本酒を愛し、我が国の優れた文化として誇りに思うようになってほしい。そのためには、日本酒が理解の難しいものや敷居の高い存在であってはいけません。まして「オヤジ臭い」「お洒落じゃない」などといったネガティブなイメージを背負ったものであってはなりません。

求められているのは、全国各地の上質な地酒を、リーズナブルな料金でカジュアルかつ自由に楽しむことができる、お洒落でスタイリッシュな空間ではないか。そんな場を提供したいとの想いから「日本酒ギャラリー 壺の中」を出店いたしました。

営業スタイル
当店のスタイルは、スタンディングの飲み放題です。全国72種類のバラエティー豊かな地酒を、3000円(税別)で時間無制限飲み比べ放題していただけます。

お料理はお出ししません。お客様がお好きなものを自由にお持込みいただく形式です。(もちろん持込み料などという無粋なものはいただきません。)すぐ近くにはマークシティの「東横のれん街」や東急東横店の「TOKYU FOODSHOW」などのデパ地下的お店も充実していますし、テイクアウトや出前のできる飲食店も多数あります。ご自分で作られたものをお友達に食べてもらう場所としてご活用いただくのも良いかもしれません。とにかく「カジュアルかつ自由に」パーティー感覚でワイワイとやっていただければ嬉しいです。理想のイメージは、陽気に盛り上がったお花見会場の雰囲気です。

「立ち飲み」「セルフ」「飲み放題」とくると、チープなイメージをお持ちになる方もいるかもしれませんが、当店では天然木の風合いを生かしたシックな内装で皆様をお迎えいたします。取り皿やタンブラーなどの食器類やカトラリーも、プラスティック製のもので興ざめさせるようなことはいたしません。カジュアルながらも「お洒落でスタイリッシュな空間」を目指して、日本酒のイメージ向上につなげたいのです。

余談ですが、店内にはピアノが置いてあります。腕に覚えのある方は、是非弾いてください。

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